2012年8月10日消費税増税法案が成立しました。

これにより、2014年4月より消費税8%。2015年5月より消費税10%となります。

先のような気がしますが、約1年半後には消費税増税となります。
その1年後には現行の2倍の10%となります。
もちろん、年間の課税売上高1000万以上のサロン様が対象ですが・・・。

月に84万以上の売上があるサロン様は洩れなく課税対象となります。
または単価¥7,000で月に120人以上の客数があるサロン様は対象となります。
スタッフが3人以上のサロン様と言ってもいいでしょう?

税金ですから、支払わないと将来の借り入れの審査は通りません。
つまり事業継続・拡大が難しくなります。

もちろん仕入についても例外なくです。仮に消費税を頂かないと仕入れが上がり利益が5%減るのです。
価格に転化しないとすると仕入れ5%+消費税負担5%=10%の利益が無くなります。
年間売り上げ1000万で10%の100万。月に約8万円です。
地域によっては家賃分でしょうか?
ですから時間の問題で価格に転化することが必要となります。

現在のデフレという景気状況から考えても、さらなるデフレが考えられますし、
消費税増税となればチェーン店等によりさらなる価格競争が始まると考えられます。

一方で年収500万の世帯で可処分所得に占める消費税負担額が消費税10%で15万円増加(月に1万円)します。
中古車1台買えますね(笑)

この厳しい美容業界、5年で1/4が入れ替わる競争の中で生き残っていけるでしょうか。
消費税増税により来店サイクルがさらに延びることが考えられ、サロン様の売上は減少傾向です。

商圏内の競合他店を想像してみてください。
1~3人位までのサロン様は何とかやっていけるでしょう。美容業界の約90%はこの大きさです。
4人以上のスタッフを抱え、且つ店舗展開をされているサロン様は、今のうちから1年半かけて対策を練っておかないと
間違いなく価格競争の影響を必ずうけることとなります。
その時点で考えてももう価格競争真っ只中でしょう(笑)
あとは最安値価格までまっしぐら・・・!

結果、忙しく疲弊しスタッフはいずれ辞めてしまう状況へ・・・・。
4人以上のスタッフを抱えるサロン様は今から対策を考えておくことが必要です。