今回の事例は、細くて軟毛の強いくせ毛。写真のような強いうねりが見られます。今回のモデル様を担当しているスタイリスト様はいつも苦労してきたようです。細いながらも非常に強い波状毛。悩みは細毛、軟毛独特のクセの戻りやすさ。一旦クセが伸びた様に見えてもすぐにクセが戻ってしまう事は、よく見られる事例です。
また、カラーの後も色が落ちやすいこともこの髪質の大きな特徴です。明るくなりやすいのですが、色素も抜けやすい(退色しやすい)という特徴。非常に傷みやすい髪。ということは髪の臨界点が低いという事。通常の縮毛矯正ですとクセが強いのでしっかりとタイムをおかないとクセが伸びない(軟化不足が生じる)という事が起こりますが、同時に細いので、傷みにつながりやすいという側面も同時に合わせ持ちます。
毛先もすでにチリついています。3か月前の縮毛矯正の施術部分もクセが戻っています。同時に毛先の熱のダメージも表面化しています。
柔らかいのに毛先はゴワゴワした髪に。
当然扱いにくく、縮毛矯正をすればするほど扱いにくくなる典型的な髪質です。
ということは、同様の悩みを抱えている方も多いはず。同時に同じ悩みを抱えたお客様を顧客に持つ美容師さんの悩みも同様にあるはずです。今回のエアーストレートの講習会でも担当スタイリスト様も悩みでした。クセが伸びきらないことと、傷みやすい。
エアーストレートはずっとこのような細い毛髪も得意として来ています。エイジング毛のお客様も多数施術してきました。今回のモデル様はエイジング毛ではありませんが性質は似ています。弱酸性のエアーストレートは調整力でクセを伸ばします。仕上がりの自然さと、しっかりとしたくせ毛も伸ばす事の両立。
エアーストレートのリピート様の声は柔らかさと、手に吸い付く様な質感。これは独特の感覚です。
矯正後の髪は独特の感触となるのですが、エアーストレートは矯正っぽい髪にはならないので、続けているという方も多いのです。また軽い手触りというのも独特の質感です。矯正の後は乾きにくいと感じた事はあるのではないかと思いますが、皆さまお話しになるのは軽くて柔らい。縮毛矯正との質感の違いの特徴です。