出張が続くので、なかなか子供に会えないのですが、先日の電話での会話から、ビジネスの仕組みについての話しとなり、身近な例で子供と話してみました。まあ私もちょうど考えていた事なので

会話はやはり事例から

ここで、プラットフォームの話題に、というより事例から話す方が良いなと思ったから

事例1 ウーバー

ウーバーの配達員をよく目にしますがそれはお金にはなるが、若い人のチャレンジできる時間を割いていての対価。ウーバーはテクノロジーの会社です。いわゆるマッチングの仕組みを提供する。注文をしたい人と、注文して欲しい飲食店をマッチングするサービス

飲食店は普段なら払わなくて良いお金がかかる。それをウーバーに支払い、更に配達員に支払う資金もかかる。誰がwinかを考えると、仕組みやサービスを提供する会社が圧倒的にwinとなります

この場合はウーバーイーツがwinで飲食店は本来ならかからない費用がかかるからloseと考えます

ウーバーに対応する為に価格を上げている場合も見ます。

ならば配達の人は?自分の時間や自分のペースで出来るから一見winに見える。

しかしながら貴重な時間、特に学生や若い方の超特権のチャレンジしてチャレンジして失敗をできる貴重な時間を差し出していると言う事ではloseかも知れない。ただ否定はしない。生きるためには絶対にお金である事には変わりはない。ですが許されるならば学生や若い間にチャレンジしたりする経験は貴重です。将来必ず生きる。若いんだから時間はある。死ぬほど練習したり、研究に没頭したり、起業もいいんじゃないかと思います。

確かに日銭を作る事は魅力があるかと思う。欲しい物も出てくるのは悪い事では無い。でも学生や若い時の貴重な時間は目先のお金では買えない

価格を上げる意味合いとは

本来価格は市場性に左右されますが、相対取引では無い以上、売り手と買い手のバランスで決まります。良品をさらに磨き続けて、さらにお客様の満足度を上げて、価格に反映するという普通の事。作り手や良いサービスが以前よりも高い金額で取引される本来の正常な商取引だと思います。本来の日本のもの作りや職人、研究者などに報いる普通さがいつの間にか普通ではなくなっている気がします。

コストが上がったから、物流費用が上がったので、という外部的な理由で値上げという事は良く耳にしますが、より良い物をつくる為、社員の為に値上げします、今後も更に良品を作る技術などの為に、という値上げの理由なども正当だと思いますし、また堂々と言える言えるべき世の中でないと特に技術やもの作りでそれが言えないと日本の魅力は失われると思う。価格は適正に上がるのが普通で、据え置くのは美徳ではないし、上がる努力を惜しまない事が仕事。

事例2 YouTube

あと、プラットフォームという点では代表的なものはYoutube。動画を投稿して収益を上げたい人と、見たい人をつなぐ仕組み。プラットフォーム自体は見てくれる人、投稿する人が増えれば増えるほど、企業広告の価値が上がる。企業は広告を出稿してYouTubeにお金を支払い、成り立つ仕組みなんですが、動画を投稿する側は編集して時間をかけて再生回数を増やしたり、SNSでフォロワーを増やして動画に誘導して再生回数を増やすして収益を上げる努力をする。一方見る方は、情報を得られたりしますが、貴重な時間を見ることに費やす事になる。同じ時間を費やすのであれば、発信する側の方がWINとなる

ですが圧倒的なwinはプラットフォーム。仕組みを作る側がwinです

そういう仕組みを簡単に意識するだけでも、自分のやっている立ち位置が理解できるし、仕組みを理解する事は大切な事

圧倒的にやりとげたり、やり続けたり、とにかくチャレンジできる期間だと思います。若いというだけで資産がある。その資産をどの様に使うかでその先も決まるはず。俺らなんかより可能性は有るけど、ガンガン使って欲しい

圧倒的に熱中して追っかけられる物にチャレンジできるのが学生ですから、他人の評価は気にせずに、チャレンジする事、という会話でしたが、若い人に教えてと言われても教える事が無い。だから仕組みを意識してみようという事でした。

ただ、有酸素トレーニングの代わりにウーバーやれば?と言われたのは衝撃的でした。それは最上のwinとなる。ジムに行ってトレーニングの後の有酸素運動をウーバーで 斬新ですね