本日はノンアイロン縮毛矯正エアーストレートの施術の際の毛先のダメージの種類とその対応についてです。
施術の前の写真ですが、
表面は毎日アイロンを使用されているモデル様なので、乾いている状態ですとクセは表面はほとんど感じられませんが、内部にはクセはしっかりと見られます。
シャンプー後は
毛先はかなりの熱によるダメージが見られ、水を含んだ状態ですと、写真の様に絡まる様な状態です。
薬剤選択は根元から毛先まで、ノーマルを選択しました。
毛先は薬剤を弱くするべきでは?
と言う声もありますが、今回のケースでは、毛先にもクセは残った状態ですので、根元と同様の薬剤を使用しました。毛先は量を減らして塗布しました。
仕上がりは
今回の施術では、毛先の熱によるダメージです。
毛先の毛歴によるダメージの種類としては、
薬剤による過膨潤(濡らすと伸びきってしまう。)と熱のあてすぎによるダメージの2つの要因が大多数です。
薬剤の過膨潤のダメージの種類はエアーストレートでは得意な毛先の処理です。ポーラス毛でも綺麗になります。
乾いた状態でも毛先はどんどん伸びてしまいます。既にいつでも軟化している様な状態です。
例としては
綺麗になりましたが、この状態はあくまで、ダメージが元の髪の毛に再生したわけではありませんし、ダメージが健康毛にはなれません。
また、薬剤を使う以上、髪が元に戻る事はあり得ないのですが、綺麗にはなります。
エアーストレートは弱酸性の薬剤ですから、比較的楽に処理は出来ます。
しかしながら、熱を過剰にあてすぎによる焦げた様なダメージは限界があります。
例えば
濡らした状態では、少しでも引っ張ると、プツッと切れてしまいます。
この状態の様に過剰アイロンで焦げた様な状態は限界があります。
通常のエアーストレートの仕上がりに比べては、かなりのレベルダウンの仕上がりですが、限界でした。