美容室や自宅でヘアカラーをすると
決まって気になるのが髪のダメージ

 

髪がダメージしてしまうとパサついてツヤ感が失われ、
見た目が悪くなってしまいます。

何より髪が広がるので
思い通りにスタイリングしにくくなります。

ダメージが酷くなると切れ毛や枝毛が増えて、
最悪ダメージしている部分を短く切らなくてならないは…なんてことも。

そんな髪のダメージで悩んでいる人に、
ベストなダメージケアの方法を提案してみたいと思います。

 

①どうして髪はダメージしてしまうの?

 

さて、そもそも何故髪はダメージしてしまうのでしょうか?

ダメージには多くの原因があり、
これらが複合的に髪をダメージさせていると考えられています。

そのうちの2大要因である

1)ケミカルダメージ
2)デイリーダメージ

について説明してみたいと思います。

 

 

1)  「ケミカルダメージ」の仕組みについて

まず、ケミカルダメージですが、
これはつまりは薬剤によるダメージのことです。

おしゃれ染めや白髪染めなどで髪の毛を染めたり、
パーマや縮毛矯正をかけたりするときには必ず薬剤を使いますが、
この薬剤が大きく髪の毛をダメージさせているのです。

髪の毛というものは、皆さんが思っている以上に実は頑丈です。
薬剤を髪に作用させようとしても髪の外側を覆っているキューティクルが
邪魔をして上手く薬剤を髪内部に送り込むことができません。

なので、スムーズに薬剤を髪の内部に浸透させる為に、
アルカリ剤というものの力を使わなくては薬剤をうまく
髪全体に作用させることができません。

ただ、髪はアルカリ剤にとても弱いという性質をしています。
薬剤を浸透させる為には必要不可欠なものですが、
同時に髪をダメージさせてしまう大きな原因になっています。

例えば、
アルカリ剤はこんなところにも使われています。

流れにくくなった風呂や洗面所の配管の毛詰まりを取り除く
パイプクリーナーを使ったことがある人も多いかと思いますが、
これもそんなアルカリ剤の性質を利用して作られた製品の1つで、
強いアルカリ剤の働きによって配管に詰まった髪の毛を溶かして取り除いてしまう、
というものです。

さすがに、それほどまでに強いアルカリ剤は
ヘアカラーやパーマ剤には使われていませんが、

このようなものの一種が薬剤に配合されているので、
髪が痛むのだとイメージすると分かりやすいかと思います。

また、ヘアカラーの場合は
アルカリ剤のダメージにプラスしてこんなダメージも髪に加わります。

カラー剤で髪が染まる仕組みを単純に言うと、
薬剤によって髪の毛が元々持っている色素(メラニン色素)を壊し、
髪の色を明るくし、そこに染料を定着させ発色させるというものです。

つまり、メラニン色素を壊さなくてはカラーすることができません。
色が暗いおしゃれ染めや白髪染めの場合も基本的には同じで、
一見それほどダメージしてないようにも見えますが、
実は髪の内部にダメージが加わっているのです。

つまり、カラーやパーマをすることで
髪が傷むのは薬剤の特性上ある程度仕方ないことだとも言えるのです。

2) 「デイリーダメージ」の仕組みについて

そしてデイリーダメージ。

これは毎日徐々にダメージが進行していくことを言います。
せっかく美容室にいってカラーとトリートメントをして
髪をきれいにしたのに、数日経つと何だかダメージして
しまっているように感じる…こんな経験がある人は
多いのではないでしょうか?

この原因となっているのが毎日の洗髪です。

髪を洗うと水分が髪の内部にも浸透していくのですが、
ダメージしている髪は、健康な髪に比べて過剰に水分を吸収してしまいます。

そして水分が髪の内部に入り込むと
髪の内部が水分によって浸食されていきます。

これが日々繰り返されることによって髪は徐々にダメージしていくのです。
また、シャンプーの影響も軽視できません。

シャンプーは皮脂やスタイリング剤などの
油分による汚れに効果を発揮します。

汚れが取れるだけならいいのですが、
汚れを取るのと同時に必要な髪の油分も奪ってしまい、
最終的に髪のダメージへと繋がってしまいます。

また、トリートメントも実は油分なので、
シャンプーによって徐々に落ちていってしまいます。

このようにして日々トリートメントの効果が落ちていくので、
何日かすると美容室帰りの質感とのギャップを
大きく感じてしまうようになるのです。

 

②こんな季節は特に注意!
季節のダメージの原因!?

 

意外と知られていないことですが、
身近なところにも髪をダメージさせる原因になってしまうものがあります。

その1つが紫外線!

春先から秋口にかけて特に紫外線量が増えてくるので、
肌を日焼け止めなどでケアしている人は多いかと思いますが、
実は紫外線は肌だけでなく髪の毛をもダメージさせてしまいます。

ただ、髪のメラニン色素が紫外線をガードしていてくれているので、
健康毛の場合はその影響は恐らくほとんど感じないかと思います。

紫外線の影響が顕著に感じられるのは、
ヘアカラーやブリーチによってメラニン色素が破壊されている人です。

本来、髪をガードしてくれるはずのメラニン色素がないので、
ダイレクトに紫外線の影響を受けてしまいます。

結果、秋にはひと夏分の紫外線ダメージが蓄積して
髪がボロボロに…なんてことも。

そうならない為にも、
日傘や紫外線防止効果のあるスプレーなどで
こまめにケアを行いましょう。

 

③ダメージをケアするには
どうしたらいいの?

 

ダメージをケアするには、

『サロントリートメントをすれば大丈夫…』
そう思っていませんか?

確かにサロントリートメントは、
髪のダメージを修復するのに最も効果的な方法の1つですが、

あくまで一時的なもの。

どうしても、髪は日常的にダメージを受けてしまうので、
根本的な修復を考えるならデイリーケアのトリートメント剤が必須なのです。

デイリーケアのトリートメント剤は大きく分けると、

・髪の内部を修復するもの
・外部を主に修復するもの

の2つに分けられます。

まず、髪の内部を修復するものですが、

これは一般的にトリートメント、
ヘアマスクなどの名前で売られている
洗い流すタイプのアイテムを使うことで修復することができます。

シャンプー後に、タオルで軽く水分を拭き取った髪の毛先中心に
しっかりとトリートメントを揉み込み、その後できればしばらく放置してみてください。

そして少しずつお湯をかけながらトリートメントを
髪に馴染まぜつつ洗い流してください。

ひと手間かかりますが、
効果が格段にアップしますので是非お試しください。

また、髪の外部の修復ですが、
リンス、コンディショナーなどの洗い流すアイテムに加え、
ヘアオイルやヘアエマルジョンなどのような
洗い流さないトリートメントが効果的です。

洗い流さないトリートメントを使う時は、
必ず髪に水分が残った状態で使用してください。

毛先中心に軽くなじませドライヤーで仕上げるようにしましょう。
ヘアアイロンなどを使う時はしっかりとドライした後に使用します。

髪に水分が残っている状態で高温のヘアアイロンを使うと、
髪に残った水分が急激に熱せられ気化してしまいます。

気化した水分は水蒸気爆発のような状態になり、
髪に多大なダメージを与える原因になってしまいます。

洗い流さないトリートメントには、
髪を熱から保護する働きもあるので、
必ずアイロン前に使用するようにしましょう。

 

まとめ

 

『いかがでしたか?』

このように、髪へのダメージの仕組みを知っておけば、
どんなヘアケアを行えばいいかイメージしやすいかと思います。

ヘアカラーやパーマ後に良いコンディションを維持する為には、
ホームケアは必要不可欠です。

状態に合ったこまめなケアを行うようにしましょう。

 

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