数年前とは美容業界の環境も状況も変わり、
売上を上げてゆくのは非常に厳しい状況の美容業界です。
1年で一番忙しい12月でも例年並がいいところで多くの美容室が減少傾向という厳しい状況です。

厳しい中でも売上を上げ続けていくためには受身でなく
積極的に攻める姿勢が大切。

これを機会に原点に戻り「売上を上げる?」とは、
もう一度そこから考えてみましょう。

売上は
「客数X単価=売上」

また、さらにリピート率も忘れてはなりません。

厳しい状況ですが、
この3つの数字を中心にもう一度原点に戻り考え直すことで売上UPを図って行くことです。

さらにひとつひとつ考えてみると、

1)客数=客数(新規)を増やす。
2)単価=価値の高いサービス・接客・技術力UPを努力する
3)リピート率=スタイリスト別まで分けて比較し考察する。

特に(3)のリピート率が低いとどれだけ新規を増やしてもリピートに繋がらない上に満足度が低いので単価も上がりません。
広告効果も時間と共に落ちてきます。

なぜリピートにならないのかという原因が必ずあります。
そこに気付くことが大切です。良く美容師の方は技術と言いますが技術はお客様には分かりません。上手くて当たり前です。

例えて言えば、旨いラーメン屋さんがあったとしても作り方は分からないのと同じで、
その出来上がったラーメンをお客様としてお代を払い食べに来ているのですから

そう考えると、技術以外のところで何か原因が考えられるかもしれません。
接客・サービスは目に見えて伝わり易いです。これ以外と大切です。

お店の良さや個性・コンセプトが伝わっていないことも多い。
伝わらないのでその他大勢の競合他店と同じ意味です。
つまり選ぶ理由が無い状況ですのでリピートには繋がりません。

景気やスタッフ、立地を理由にすることは簡単ですが、
どんな悪条件でも流行っている美容室はあります。

私の知っている地方の美容室のオーナーで、
駅から20分位離れている美容室でよくある中が見えるような設計の美容室ではなく、
郊外の住宅街の立地にも関わらず駐車場には常に外車が止まり、
単価は2万円と言う凄腕の美容師さんもいらっしゃいます。

実際、景気にもあまり左右されずに現在では新店を予定している様子で、
常にお客様の満足度を考え現実にサービス化しているオーナー様でした。

現在では集客のための様々な媒体がありますが、
美容室という商売を考えると、地域密着が基本で、広くても半径1km位、そう考えるとやはりリーフかチラシと

将来の消費税UPによる来店サイクルの伸びやデフレの状況を考えると、目標客数は1.5倍位で丁度いい。

長くなったのでその②へ続く・・・・。